元宝塚歌劇団花組トップスター・真矢みきの伝説と現在の活躍を追跡する中で、いま改めて注目されているのが、当時の舞台裏で繰り広げられていた壮絶なこだわりだ。最新の証言や回想によって明かされたのは、完璧な舞台を作り上げるための妥協なき情熱だった。
衣装の着こなしひとつをとっても、自らアイデアを出してシルエットを修正し、照明の当たり方まで徹底して計算し尽くしたという。従来の枠組みに囚われないアイデアを次々と提案する姿は、時に周囲を驚かせたが、その情熱こそが「誰も見たことのない舞台」を立ち上げ続けた原動力だった。楽屋裏で見せる真摯な眼差しと、ステージ上で見せる華やかな笑顔のギャップこそ、ファンを魅了してやまない真実の素顔なのだ。