花札の「あのよろし」は間違い?赤短の文字に隠された本当の意味と歴史

花札の「あのよろし」は間違い?赤短の文字に隠された本当の意味と歴史

花札の「あのよろし」は間違い?赤短の文字に隠された本当の意味と歴史とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

正しい読み方が「あかよろし」だと分かったところで、次に気になるのがその言葉の意味です。日常会話ではまず耳にしない言葉ですが、古典の世界に目を向けると非常に美しい情緒が込められています。

「あかよろし」は、漢字で表記すると「明か宜し」と書きます。「明か(あか)」は「明白であること」「極めてはっきりしているさま」を意味する接頭語的な副詞であり、「よろし」は古語で「良い」「申し分ない」「肯定すべき状態」を表します。つまり、全体として「明らかに素晴らしい」「疑いようもなく実に見事である」という強い称賛の意味を持っています。

新春を寿ぐ1月の「松の緑」、厳しい寒さの中で咲き誇る2月の「梅の芳香」という、生命力に満ちた自然の美しさを目の当たりにして「実に素晴らしい景観だ」と感嘆する心情が、あのわずか数センチの短冊に刻み込まれているのです。

山田 真由
著者

山田 真由

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