ネット上の情報では「AI議事録アプリを入れれば人間の作業はゼロになる」といった過度な期待が散見されますが、現場の取材からは3つの明確な落とし穴が見えてきます。
第1の誤解は、「リアルタイム文字起こしがあれば校正が一切不要になる」という思い込みです。確かに一般的なビジネス会話の認識率は95%以上に達しますが、社内特有の略称、プロジェクトのコードネーム、同音異義語(「移動」と「異動」など)は文脈判定を誤ることがあります。事前に単語登録を行うか、重要な法的手続きを伴う会議では人間の最終チェックが不可欠です。
第2の盲点は、法人向けセキュリティ対策の確認不足です。無料の議事録アプリ無料おすすめまとめ記事などで紹介されているサービスの中には、入力された音声やテキストデータを「AIモデルの再学習」に使用する利用規約になっているものが存在します。機密情報や個人情報を扱う会議でこれらを使用すると、重大な情報漏洩インシデントに発展しかねません。
エンタープライズ利用においては、データがモデル学習に利用されないオプトアウト契約が担保されているか、SOC2 Type2やISO27001などの国際的なセキュリティ認証を取得しているかを必ず法務・情シス部門と確認する必要があります。