木更津の花火を語る上で絶対に外せないのが、日本一の高さを誇る歩道橋「中の島大橋」を活用した大仕掛けだ。高さ約27メートル、全長236メートルの赤い橋梁から一気に流れ落ちる「超特大ナイアガラ」は、まるで夜の海に光の滝が現れたかのような幻想的な景色を作り出す。滝から立ち上る煙と水面の反射が重なり合う光景は、息をのむ美しさだ。
見逃せないのが、終盤に怒涛の勢いで打ち上げられる超特大スターマインと尺玉(10号玉)の連発。直径300メートル以上に花開く大玉が次々と頭上を覆い尽くし、夜空が真昼のように明るく染まる。ラスト数十秒、視界を埋め尽くす光の暴風雨と腹に響く大音響には、誰もが言葉を失い、割れんばかりの拍手が港全体を包み込む。