一般的な流通システムでは、生産農家から出荷された花が市場を経由し、店頭に並ぶまでに数日を要することも珍しくない。しかし、この店舗のバックヤードにはまったく異なる時間が流れている。長野の高原で栽培される希少なオールドローズや、静岡の温暖な気候が育む繊細な草花が、収穫から24時間以内にダイレクトに届く体制を構築した。
中間マージンを省くことだけが目的ではない。生産者と直接顔を合わせ、土づくりや剪定へのこだわりを共有することで、極めてコンディションの良い花材のみを厳選して買い付ける。この産地直結アプローチによって、業界平均で15〜20%とも言われるフラワーロス(廃棄率)を驚異的な水準まで削減。環境負荷を抑えつつ、摘みたてのエネルギーをそのままブーケに閉じ込めることに成功している。