公的にはどちらも正解とされる中、公共放送であるNHKでは現場の混乱を防ぐため、明確な放送用語のガイドラインを設けています。
NHKの放送基準における基本方針は以下の通りです。
- 国の名称として単独で使う場合:原則として「にっぽん」と読む(例:「日本列島」「日本海」「日本一」など)。
- 固有名詞や特定の組織名:その団体や企業が定めた正式な読みに従う。
- 慣用が定着している複合語:社会的に広く定着している発音を尊重する(例:「日本酒=にほんしゅ」「日本語=にほんご」「日本刀=にほんとう」など)。
この基準により、ニュースで国そのものを指すときは「にっぽん」と発音される頻度が高くなりますが、言語を指す「日本語」を無理に「にっぽんご」と読むような不自然な運用は避けられています。
地名においてもこの使い分けは見られ、東京の「日本橋」は「にほんばし」、大阪の日本橋は「にっぽんばし」と正式な読みが分かれています。