「不殺」と称される釣り場では、一般的な釣り場とは比較にならないほど細やかな規定が設けられている。その筆頭が、針先に引っかかり用の突起がないバーブレスフック スレ針の完全義務化だ。通常の針に比べて格段に口切れを起こしにくく、針を外す際のダメージを最小限に抑えられる。
さらに注目すべきは、魚体に極力触れさせないための魚への配慮 ルールだ。魚類の皮膚は人間の体温(約36度)に触れるだけで熱傷のようなダメージを負うことが知られている。そのため、以下のレギュレーションが厳格に課されるケースが多い。
- 素手による魚体接触の禁止:針を外す際はプライヤーやリリーサーを用い、魚に直接手を触れない。
- 空中長時間の掲出制限:記念撮影のために水面から何十秒も魚を持ち上げる行為を禁止し、水中でタモ網に入れたままの撮影を推奨。
- ラバーネットの指定:魚のヌメリや鱗を削ぎ落とさないよう、網部分はナイロン製ではなく柔らかいシリコンラバー製のみ許可。
特にコイ釣り 返しなし針の運用では、ウキのアタリに素早く合わせる技術が求められるため、針が魚の口先深くに刺さるのを未然に防ぐ効果も発揮している。