緑豊かな山並みを借景に、近現代を代表する巨匠たちの彫刻作品約120点が常設展示されている当館。国内外の旅行者を魅了し続ける最大の理由は、鑑賞者がアートを「観る」だけでなく「全身で体感できる」立体的な空間設計にあります。
園内を巡る中で外せない見どころの筆頭が、ガブリエル・ロアール作「幸せをよぶシンフォニー彫刻」です。高さ18メートルの塔の内壁全体がフランス直輸入の手割りステンドグラスで埋め尽くされており、螺旋階段を登りながら降り注ぐ光のシャワーを浴びる体験は圧巻の一言。晴れた日の午前中は太陽光の差し込み角度が良く、息をのむ美しさを記録できます。
もう一つの目玉は、300点以上のコレクションから順次名作を公開している「ピカソ館」です。絵画のみならず、陶芸、版画、タペストリーなど多岐にわたるピカソの創作意欲を体系的に鑑賞可能。2024年のリニューアルを経て動線と解説パネルが一新され、2026年現在もより深く巨匠の精神世界へ没入できる展示構成となっています。
さらに、子どもたちがネットの中に入って遊べる巨大な体験型アート「ネットの森」や、ヘンリー・ムーアの重厚なブロンズ彫刻群など、世代や国籍を問わず感性を刺激する仕掛けが随所に散りばめられています。