登別温泉のメインストリート・極楽通り商店街に位置する「味の大王 登別温泉店」は、創業以来、湯治客や観光客の胃袋を掴み続けてきた老舗ラーメン店です。店内はカウンター席とテーブル席を合わせて約20席前後とコンパクトながら、活気とスープの香ばしい湯気に包まれています。
同店の代名詞とも言えるのが、登別名物の地獄谷にちなんで名付けられた地獄ラーメンです。ベースとなるのは、じっくり炊き出された豚骨・鶏ガラの重厚な白湯スープと特製味噌ダレ。単に刺激を追求しただけの激辛ラーメンとは一線を画し、しっかりとしたコクと動物系の旨味、野菜の甘みが下地にあるため、辛さの中に深い奥行きが感じられるのが最大の特徴です。
辛さの調整は「丁目」と呼ばれる単位で指定します。基本の地獄ラーメン(0丁目)でも程よいピリ辛仕立てですが、1丁目ごとに特製激辛唐辛子がスプーン1杯ずつ追加されるシステムです。辛いものが得意なファンは3〜5丁目、激辛マニアは10丁目以上に挑戦するなど、個々の好みに合わせたカスタマイズが人気を博しています。かつて話題となった10丁目以上の完食者に贈られる「閻魔帳」への記名は、現在も多くのチャレンジャーの挑戦意欲を刺激しています。