嵐のドームツアー史上、コンセプチュアルな完成度において群を抜いているのが『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』です。11thオリジナルアルバム『Popcorn』を引っ提げて行われたこのツアーは、単なるヒット曲の羅列にとどまらず、アルバムのテーマである「弾けるポップ感」「サーカスのようなワクワク感」をステージ全体で完璧に体現しました。
オープニングの重厚な導入から一転して広がるカラフルな世界観、シリアスなダンスナンバーとコミカルな演出の鮮やかな対比は、演出を手掛ける松本潤のプロデュース力が円熟味を増した証拠といえます。大人数の一体感を生み出すドーム空間の掌握術は、後続のアイドルグループのステージ演出におけるひとつの決定的な指針となりました。