長年スマホを使ってきたユーザーほど陥りやすいのが、「電源ボタンを長押ししても電源オフ画面にならない」という罠です。この現象は端末の不具合ではなく、OSやハードウェアの設計思想がAIアシスタント主導へとシフトしたことに起因しています。
iPhoneではiOS 11以降、右側のサイドボタン長押しにSiriの呼び出しが割り振られました。これが電源ボタンでSiriが起動する原因です。同様にAndroid陣営でも、Android 12以降を起点として電源ボタンの長押しに「Googleアシスタント」や最新の生成AI「Gemini」がデフォルトで設定される機種が主流となりました。
スマートフォン各社が1日に何度も利用するAI呼び出しを優先した結果、利用頻度が月数回程度に減った「電源を切る」という操作は、複数ボタンの同時押しや画面内操作へと追いやられる形となったのです。