一般的なグラタンといえば、バターと小麦粉を炒めて牛乳で伸ばすホワイトソース作りが定番です。しかし、バターナッツカボチャを使ったグラタンでは、この工程を大胆に省略できます。果肉自体の繊維質が非常にきめ細かく、加熱することで自然なとろみと濃厚なコクが生まれるため、スプーンでくり抜いた果肉に少量の牛乳(または生クリーム)と塩コショウを混ぜるだけで、贅沢な特製ソースが完成します。
味の輪郭を際立たせる具材選びも重要です。バターナッツカボチャの持ち味である強い甘みを引き締めるには、塩気と旨味を兼ね備えた食材が欠かせません。家庭で特に支持されている人気の組み合わせは次の2系統です。
- ベーコン&玉ねぎ:スライスしたベーコンの燻製香と脂の塩気が、カボチャのポタージュのような甘みと絶妙に調和します。
- 合い挽き肉(または豚ひき肉)&ナツメグ:ひき肉をニンニク・塩コショウ・ナツメグで炒めてから果肉と合わせると、ミートソースグラタンのような力強いメインディッシュに仕上がります。
ひょうたん型の「丸ごとグラタン」にする場合、下部の種を取り除いたくぼみと、くり抜いた上部の果肉を混ぜ合わせ、再び皮の器に戻してチーズをたっぷり乗せるだけで、見た目にも華やかなおもてなし料理へと昇華します。