東急目黒線や東横線が交差するエリアからほど近い東京都目黒区南。都心屈指の高級住宅街として知られるこの一角に、旧小和田邸は位置している。周辺は高い塀に囲まれた邸宅が立ち並び、車の通りもまばらで、凛とした静寂が漂う。
かつて邸宅の前に設置されていた警察官の警備派出所(ポリスボックス)はすでに撤去されているものの、街の治安と落ち着きは変わらない。敷地内には手入れの行き届いた木々が生い茂り、コンクリートと落ち着いた色調の外壁が、周囲の景観と調和している。近隣住民によれば、派手な出入りこそ見られないものの、定期的にメンテナンス業者の車両が訪れ、建物の保全や庭木の手入れが行われているという。