森本龍太郎氏がグループおよび事務所を離れる直接の契機となったのは、2011年6月27日発売の月刊誌『週刊女性』によるスクープ記事でした。当時16歳だった同氏が、過去(当時14歳および15歳時点)にタバコを喫煙していたとされるプライベート写真が誌面に掲載されたのです。
報道を受け、当時の所属事務所は本人への聞き取り調査を即日実施しました。森本氏が「過去に興味本位で喫煙した」事実を認めたため、同日中に「無期限の芸能活動休止処分」という極めて重い懲戒処分が公式発表されました。当時予定されていたHey! Say! JUMPのコンサートツアーやレギュラー番組の出演は全面キャンセルとなり、グループは突如として9人体制での活動を余儀なくされたのです。
単なる不祥事として片付けられない複雑な背景について、森本氏は2020年に開設した自身のYouTubeチャンネル『りゅうたろうチャンネル』の告白動画において、自らの言葉で深層を語っています。動画内で深々と頭を下げた同氏は、当時の行動を弁解することなく全面的に謝罪した上で、急激なプレッシャーと人間関係の歪みの中で起きた過ちであったことを吐露しました。
報道直後は「一定期間の謹慎を経て復帰するのではないか」というファンの期待もありました。しかし、処分から3年が経過した2014年春、高校卒業のタイミングで契約満了に伴い事務所を退所。グループへの復帰ではなく、自ら完全に袂を分かつ選択を下したのです。事務所主導の解雇ではなく、自らの意思で一般社会へ踏み出し、海外留学を通じて見識を広げる道を選んだことが、のちの関係者取材で明らかになっています。