発泡スチロール最大の悩みは「とにかくかさばる」点です。体積の約98%が空気、原料プラスチックはわずか2%という特殊な構造をしているため、指定ごみ袋が1つの箱でパンパンに膨らんでしまい、収集手数料や袋代を無駄にしてしまいます。
SNSやネット掲示板では「手で割ると粉が飛び散って大惨事になった」「部屋中が静電気まみれの白い粒だらけになった」という悲鳴が散見されます。清掃現場の収集員や不用品回収のプロが実践している、「静電気と粉飛びを防ぎながら体積を5分の1以下に圧縮する手順」を検証しました。
もっとも効果的なのは「ゴミ袋の中での足踏み圧縮法」です。大きなゴミ袋(45L〜70L)の中に発泡スチロールをまるごと入れ、袋の口を手で軽くすぼめます。その上から靴(または厚手のスリッパ)を履いた足で、袋の外側から体重をかけてゆっくり踏み潰します。袋の中で破砕が完結するため、静電気を帯びた白い小粒が部屋に一切飛び散りません。
カッターナイフを使用する場合は、刃をそのまま押し当てるのではなく、刃先に少量の「食器用洗剤」や「植物油」を薄く塗布するのが現場の知恵です。摩擦抵抗が劇的に減少し、キーキーという不快な摩擦音や粉末の発生を抑えて、豆腐を切るような滑らかさでブロック状に解体できます。