2019年6月5日夜、都内のホテルで開かれた山里亮太と蒼井優の結婚会見は、日本の芸能史に残る名会見として今なお語り継がれています。会見の冒頭、赤いボクシンググローブを嵌めたしずちゃんが乱入し、山里さんへパンチを繰り出すという南海キャンディーズらしい演出で、会場の緊張は一瞬で爆笑へと変わりました。
詰めかけた大勢の報道陣を前に、蒼井さんは結婚の決め手について次のように語りました。
「一緒にいて、しんどいくらい笑わせてくれること。そして、人に対して感動することや許せないことのラインが一緒であること。金銭感覚が似ていることや、冷蔵庫のドアをちゃんと閉めることなど、日々の生活の感覚が共通していたことが大きいです」
単なる恋愛感情の熱量ではなく、生活者としての倫理観や衛生観念、他者への誠実さといった「価値観の境界線」が一致していたことを冷静に明かしたのです。さらに会見中盤、一部のレポーターから蒼井さんの過去の恋愛遍歴を持ち出すような意地悪な質問が飛んだ際、山里さんは毅然として割って入りました。「皆さんが心配するような『魔性』という言葉を、僕は1ミリも心配していません。僕の目の前にいる優さんは、純粋で、美味しくご飯を食べ、笑って泣く、本当に素敵な人です」と、全責任を背負って妻を庇い抜いた姿は、世間の山里像を根底から塗り替えました。