ネットの掲示板やSNSでは、閉店から時間が経った今でも「紀の善が別の場所で復活したらしい」「催事であんみつが買えるらしい」「通販が再開されたのではないか」といった噂が定期的に浮上します。しかし、これらには重大な誤解や事実誤認が含まれています。
誤解1:別名義や移転先で復活している?
「神楽坂 紀の善 現在」や「紀の善 復活 再開」というキーワードとともに、都内や近郊の和菓子店が「紀の善の移転先」として噂されるケースがありますが、これは事実ではありません。元従業員や職人が独立して個人店を開くケースは飲食業界で散見されますが、紀の善の商標や正式なレシピを継承した「公式後継店」は2026年現在、一切存在していません。
誤解2:公式通販サイトで取り寄せができる?
かつて紀の善は公式通販サイトを運営しており、名物のあんみつ、白玉ぜんざい、栗あんみつなどを冷蔵便で全国へ届けていました。現在でも検索エンジン上で「紀の善 あんみつ 通販」という入力候補が出現しますが、当時の通販サイトは店舗閉店と同時に完全に閉鎖されています。オークションサイトやフリマアプリで類似品を高額転売しようとする悪質な事例や、フィッシング詐欺サイトへの誘導には厳重な警戒が必要です。
誤解3:デパ地下の催事や特設コーナーで買える?
生前の紀の善は、都内主要百貨店(新宿伊勢丹や銀座三越、日本橋高島屋など)の特設コーナーに曜日限定・数量限定で抹茶ババロアを卸していました。この記憶から「今もどこかのデパ地下で買えるのでは」と探す方がいますが、製造元の事業終了に伴い、すべての百貨店流通も完全に終了しています。