二郎系店舗への初訪問を躊躇させる最大の要因は、間違いなく「コール(無料トッピングの指定)」に対する恐怖心です。「ルールを間違えると店主に怒られるのではないか」という不安を、ラーメン豚山は鮮やかなアプローチで解消しています。
まず大原則として、食券をカウンターに置いた段階ではトッピングの希望を一切伝えてはいけません。麺の硬さ(硬め、柔らかめ)のみ、食券提出時に店員へ伝えます。そして麺が茹で上がり、丼にタレとスープが注がれ、盛り付けに入る直前に、店員から「〇番のお客様、ニンニク入れますか?」と明確に尋ねられます。この瞬間こそが、コールを伝える唯一のタイミングです。
カウンターの目の前には、コールできる項目(ニンニク・野菜・背脂・味の濃さ)と、その指定方法(抜き・少なめ・標準・マシ・マシマシ)が初心者向けに図解されています。呪文のように早口で唱える必要は一切なく、普通に「ニンニク少し、野菜マシで」と答えるだけで、スタッフは笑顔で復唱してくれます。
そして、豚山を語る上で欠かせないのが、知る人ぞ知る裏技「アレ」の存在です。各店舗の公式Xアカウントにおいて、毎朝「本日のアレは〇〇です」と告知されています。アレとは、日替わりで提供される無料トッピングの合言葉です。これまでに登場した食材は、魚粉、カレー粉、紅生姜、マヨネーズ、海苔の佃煮、フライドオニオン、花椒など多岐にわたります。コール時に「ニンニク、野菜、アレで!」と告げるだけで、その日の特製トッピングが丼に添えられ、一杯のラーメンで劇的な味変を楽しむことができます。