喀血と吐血の違いを見分ける基準|色や泡立ちと危険な病気のサイン

喀血と吐血の違いを見分ける基準|色や泡立ちと危険な病気のサイン

喀血と吐血の違いを見分ける基準|色や泡立ちと危険な病気のサインにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

日本救急医学会や関連学会の診療ガイドラインを基に、喀血と吐血の識別指標を対比表にまとめました。救急隊や医師に状況を伝える際のチェックシートとして活用できます。

項目喀血(呼吸器系)吐血(消化器系)現場での鑑別ポイント出血源の器官気管、気管支、肺(呼吸器)食道、胃、十二指腸(消化器)咳と共に出たか、嘔吐と共に出たか血液の色調鮮紅色(鮮やかな赤色)暗赤色〜黒褐色(コーヒー残渣様)胃酸による酸化(ヘマチン化)の有無泡立ちと混入物泡立ちあり(空気混入)、粘液混入泡立ちなし、未消化の食物残渣気泡の有無は極めて信頼性が高い指標酸塩基度(pH)アルカリ性〜中性強酸性(胃酸の影響)医療機関での迅速pH判定で確定主な前駆症状胸痛、喉頭のムズムズ感、激しい咳激しい吐き気、上腹部痛、冷や汗喉の異物感か胃の絞扼感かの聞き取り排便への影響原則として便の変化なし黒色便(タール便)を伴う頻度が高い出血が消化管を通過した痕跡の確認優先される診療科呼吸器内科、呼吸器外科消化器内科、消化器外科大量時は迷わず救急科(救急搬送)

臨床データ上、吐血の約70%以上にタール便(イカスミのように真っ黒で粘り気のある便)の合併が確認されます。これは胃や十二指腸から排出された血液が腸管を長時間かけて移動する間に硫化水素と反応して黒変するためです。「口から出たもの」だけでなく「下から出た排泄物」の状態を同時に確かめることが、消化器系出血の決定的な裏付けとなります。

吉田 誠
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吉田 誠

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