もし活イカが不漁で入荷がなかったとしても、決して落胆して店を後にする必要はありません。一山いけすの真の底力は、地元銚子の水産加工技術と鮮魚問屋の調達力が結実したサイドメニューおよび煮魚・丼物にこそ表れています。
1. 銚子の誇り「金目鯛の煮付け」
銚子港といえば、全国にその名を轟かせる「銚子つりきんめ」の拠点です。一山いけすで供される金目鯛の煮付けは、こってりと照り輝く伝統の甘辛い秘伝タレで一気に炊き上げられています。箸を入れるとホロリと崩れる肉厚な身には上質な脂がたっぷりと乗っており、濃い口のタレと白米との相性は抜群です。家庭では到底再現できないプロの火入れ加減を堪能できます。
2. 丼から溢れんばかりの「銚子港 海鮮丼」
観光客の定番でありながら、圧倒的なリピート率を誇るのが海鮮丼です。季節の白身魚、マグロ、ウニ、イクラ、エビなどが豪快に盛り付けられ、視覚的なインパクトも十分。生簀から引き揚げられたばかりの白身は身が引き締まり、コリコリとした新鮮な食感が口内を満たします。
3. 豪快を極める「伊勢海老の刺身と味噌汁」
房総半島の名物である伊勢海老も生け簀から直行します。プリプリとした弾力と上品な甘みを楽しんだ後、頭部を回収して作られる味噌汁には、甲殻類の濃厚な出汁が余すところなく溶け込み、思わず息をのむ深いコクを味わえます。