爆発直前のゴンドラの中で、松田陣平が捜査本部の佐藤美和子刑事に送信した最後のメール。そこに記された追伸の一言は、今なおアニメ史に残る屈指の名言として語り継がれています。
松田が捜査一課に配属されていた期間は、わずか7日間に過ぎませんでした。当初は傍若無人な態度に見えた松田でしたが、佐藤刑事は彼の胸の奥にある悲痛な覚悟と優しさに惹かれ、松田もまた彼女に特別な感情を抱いていました。
ゴンドラが爆破される直前、次の爆破場所のヒントを送信し終えたメールの末尾には、こう書き添えられていました。
「追伸、あんたの事 わりと好きだったぜ」
このメールを受信した瞬間、東都タワーの観覧車は轟音とともに爆破されます。佐藤刑事はこのメールを消去できず、携帯電話の中に残したまま何年もの間、深いトラウマと喪失感に苦しむことになりました。のちに高木刑事の真摯な愛によってその傷は癒やされていきますが、松田陣平という男が遺した想いは、佐藤刑事の警察官としての矜持に決定的な影響を与え続けています。