傘を閉じた後の持ち方にも細心の注意が必要です。特に駅の階段やエスカレーター、満員電車のホームで問題視されているのが、傘の柄を持たずに水平に握る「ロケット持ち(水平持ち)」です。
傘を地面と水平に持ったまま腕を振って歩くと、背後を歩く人の太ももや、ちょうど後続にいる子どもの目線の高さに鋭利な石突(先端部分)が突き刺さる形となり、極めて危険です。実際に失明事故や衣服の破損事故として損害賠償問題に発展した事例も報告されています。
周囲への安全を確保する傘の正しい持ち方は以下の通りです。
- 基本の持ち方:ハンドル(持ち手)を持ち、石突を真下(地面)に向けて垂直にキープする。
- 階段・エスカレーター:傘の先が段差に引っかからないよう、体側に引き寄せて垂直に持つ。
- 電車内・屋内:留め具(バンド)をしっかり巻き留め、水滴が周囲に触れないように足元に立てて両手で保持する。