洞内観光における標準的な見学所要時間は、通常の混雑度で約30分から45分です。写真撮影をじっくり楽しむ場合や、後述する混雑のピーク時間帯には約50分〜60分を見込んでおくと、前後のスケジュールが破綻しません。
全長約400メートルの公開ルートには、気の遠くなるような歳月が生み出した鍾乳石の造形美が凝縮されています。その中でも最大の見どころであり、来訪者の感嘆を集めているのが地底の大空間に轟音を響かせる落差30メートルの「黄金の大滝」です。
洞窟内の滝としては日本最大級の規模を誇り、天井の裂け目から毎分数百リットルの地下水が一気に流れ落ちる光景は圧巻の一言に尽きます。特に前日にまとまった降雨があった場合や雨天時には、周囲の山林から浸透した水量が一気に増加し、地響きのような水音とともに飛沫が舞うダイナミックな景観へと姿を変えます。「雨の日の鍾乳洞は水が濁って楽しめないのではないか」という一般的な懸念とは真逆に、雨の日こそ大滝の迫力が劇的に増すベストタイミングとなります。
このほかにも、繊細なカーテン状の鍾乳石が連なる「鳳凰の間」や、観音菩薩のような神々しい佇まいを見せる「マリア観音」など、学術的にも貴重なポイントが連続して現れます。洞内照明は細部まで計算されており、幻想的な陰影が古代の地球史をリアルに浮かび上がらせます。