吉日と一口に言っても、それぞれに由来と性格がある。金運にまつわる代表的な暦注を整理しておこう。
まず代表格の「一粒万倍日」は、何かを始めるのに最適な日。ただし、借金や苦労も万倍になると言われるため、クレジットカードの分割払いで大量購入する際には注意が必要だという説もある。一方、「寅の日」は「虎は千里を行って千里を帰る」という故事から、出したお金が戻ってくる日とされる。旅行や大きな買い出しと併せて宝くじを買う人が多い。
弁財天の使いである蛇に因んだ「巳の日(みのひ)」や、さらに金運が跳ね上がるとされる「己巳の日(つちのとみのひ)」も根強い人気を誇る。だが、見落としてはならないのが「不成就日(ふじょうじゅび)」の存在だ。いくら大安や一粒万倍日であっても、不成就日が重なると吉日の効果が打ち消されると信じる愛好家も少なくない。暦を読み解く知識そのものが、現代の宝くじファンの間で一種の教養になりつつある。