ヒットアンドブローの勝利条件は至ってシンプルです。対戦相手があらかじめ設定した「秘密の数字」を、相手より先に完全に言い当てたプレイヤーが勝者となります。
一般的な2人対戦のやり方は、まず双方が「0〜9」の数字から重複しない3桁(または4桁)の数字を秘密裏に決定してスタートします。プレイヤーは先攻・後攻に分かれ、交互に相手の数字を予想してコール(質問)を行います。コールを受けた側は、自分の秘密の数字と照らし合わせ、以下の2つの指標で判定結果を返答します。
・ヒット(Hit):数字も桁の位置も完全に一致している状態
・ブロー(Blow):コールした数字自体は含まれているが、桁の位置が異なっている状態
たとえば、相手の正解が「582」であるのに対し、自分が「529」とコールした場合、百の位の「5」は位置も数字も合っているため1ヒット、数字の「2」は含まれているものの位置が違うため1ブローとなり、判定は「1ヒット・1ブロー(1H1B)」とコールバックされます。
このフィードバックを手がかりにして、「どの数字が含まれていて、どの桁に配置されているのか」を論理的に絞り込んでいく作業こそがゲームの真髄です。
なお、似たゲームとして語られる『ヌメロン(Numer0n)』は、ヒットアンドブローのルールをベースに「EAT(=ヒット)」「BITE(=ブロー)」と言い換え、攻撃系・防御系の特殊アイテムカードを導入してエンタメ性を高めた派生版です。さらに遡ると、1970年代に世界的大ヒットを記録した色ピン当てゲーム『マスターマインド』が共通の祖先にあたります。根本的な推理ロジックはいずれも共通しています。