秋口や春先を中心に多発するトラブルが、夜干し時のカメムシ対策です。カメムシや蛾、ユスリカなどの飛翔昆虫は、光に向かって飛ぶ「正の走光性」を持っています。ベランダ近くの部屋から漏れる明かりや街灯の光に引き寄せられ、温もりや湿り気のある洗濯物にしがみつく性質があります。
とりわけカメムシは、刺激を受けると強烈な悪臭分泌液を放ちます。繊維に臭いが染み付くと通常の洗濯では容易に落ちません。最悪の場合、取り込んだ衣類の奥深くに潜り込み、クローゼットの中で産卵されるケースすら報告されています。
どうしても夜間に干す必要がある場合は、以下の物理的防御が欠かせません。
・遮光カーテンを隙間なく閉め、室内の明かりを外へ漏らさない
・ベランダ用の虫除けネットや吊り下げ型忌避剤を物干し竿の周囲に設置する
・取り込む際は衣類を強く振って、付着した虫を確実に払い落とす