全国の公立高校の中で、圧倒的な甲子園通算成績を誇る県岐阜商野球部。春のセンバツ優勝3回、夏の全国制覇1回という歴史は公立勢として全国屈指の金字塔です。長良川球場の傍らに立つ松井栄造像に象徴されるように、戦前から続く不屈の闘志は今なおグラウンドに息づいています。
アイボリーの生地に濃紺のアンダーシャツ、左胸に「GIFUSHO」の文字が刻まれた伝統のユニフォームは、高校野球ファンの憧れの象徴です。甲子園のスタンドで響き渡る名曲の県岐阜商校歌は、幾多の名勝負を彩ってきました。
かつてチームを率いた名将・鍛治舎巧元監督は、パナソニック専務や秀岳館高校での輝かしい監督経歴を引っ提げて母校に復帰。徹底した食事トレーニング、データ分析、打撃力強化を導入し、伝統校に現代野球のスピード感を注入しました。その教えとメソッドは現在の指導陣にもしっかりと継承され、2026年最新のチーム編成においても、機動力と長打力を兼ね備えた攻撃的野球が展開されています。
同校はこれまで数多くの出身プロ野球選手を輩出してきました。古くは高木守道氏から、捕手として長年活躍した石原慶幸氏、名外野手として知られた蔵本英智氏や和田一浩氏、そしてドラフト1位でプロ入りを果たした高橋純平投手など、世代を超えてプロの第一線で活躍するタレントを輩出しています。現在もプロスカウトが熱視線を送る有望株が揃い、県内ライバル校との激しい覇権争いを牽引しています。