ブラボーとは?語源やブラバとの違い・長友佑都の真相と劇場マナーに関する質問を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
クラシック音楽ファンやオペラ愛好家の間でたびたび議論の的となるのが、「女性歌手に対して『ブラボー!』と叫ぶのは無教養なのか」という疑問です。結論から言えば、イタリア語の文法規律に忠実であるならば、女性に対して「ブラボー」と叫ぶのは誤りであり、正しくは「ブラバ(brava)」と発声しなければなりません。
イタリア語の形容詞は、修飾する対象(賞賛する相手)の性別および単複によって語尾が4通りに変化します。このルールを知らずに劇場で叫んでしまうと、目の前のプリマドンナ(主役女性歌手)に対して男性形を使ってしまうことになります。
掛け声・単語称賛の対象(性別・人数)一般的な基準・文法規則編集部の見解・現場での実情ブラボー(Bravo)男性単数(1人の男性)男性の主役歌手、指揮者、男声ソリストに対する称賛。英語圏や一般大衆の間では汎用的な掛け声化。ただし本格オペラでは男性限定が基本。ブラバ(Brava)女性単数(1人の女性)ソプラノ歌手、女性ピアニスト、バレリーナに対する称賛。女性ソリストに対して叫ぶのが国際標準。使い分けることで愛好家としての敬意が伝わる。ブラビ(Bravi)男性複数、または男女混合グループオーケストラ全体、合唱団、男女デュエットに対する称賛。演奏会全体の終演時に最も使い勝手が良い。オケ全員を称えるなら「ブラボー」ではなく「ブラビ」。ブラヴェ(Brave)女性複数(女性のみのグループ)女声合唱団、女性アンサンブル、女性デュオに対する称賛。使用機会は限定的だが、完璧に使い分けると劇場通の間でも一目置かれる最上級の配慮。ブラヴィッシモ(Bravissimo)最上級の賛辞(男性単数)「最高の」「比類なき」を意味する絶対最上級の表現。奇跡的な歴史的名演に遭遇した際、感情が抑えきれない観客が放つ至高の賛辞。
英語圏などの大衆文化においては、性別を問わず「Bravo」が汎用的な感嘆符として扱われるケースが増えています。しかし、ヨーロッパの名門歌劇場や本格的なクラシックコンサートの現場では、今なおこの厳格な使い分けが演者に対する最大の敬意とみなされています。