インターネット上の旅行情報には「高尾山は観光地だから手ぶらでOK」「ケーブルカーを使えばどんな格好でも問題ない」といった過度な安心感を煽る記述が散見されますが、これは重大な誤解を招く危険な言説です。
盲点となりやすいのが、天候急変時のケーブルカー運行状況と雨天リスクです。高尾山は都心から近いとはいえ山岳エリアの端に位置するため、西側から流れてくる湿った空気によって、平野部では晴れていても突然の雷雨や濃霧に見舞われることがあります。強風や落雷注意報が発令されると、ケーブルカーやエコーリフトは安全確保のために運転見合わせ(運休)となる場合があります。
もし軽装・雨具なしで登り、ケーブルカーが運休して徒歩下山を余儀なくされた場合、急坂の1号路でさえ激しい雨に打たれながら歩くことになり、低体温症やスリップ事故の危険性が跳ね上がります。明日の登山前には、一般的な天気予報だけでなく「気象庁の高解像度降水ナウキャスト」や登山専用サイトの「1時間天気・雨雲レーダー」を必ずチェックし、雨具(レインウェア)を携行する心構えが必要です。