ドライバーのフェースローテーション真相|返す返さない論争と最新理論

ドライバーのフェースローテーション真相|返す返さない論争と最新理論

ドライバーのフェースローテーション真相|返す返さない論争と最新理論に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

アマチュアゴルファーが直面するフェースローテーションによるスライスの原因を突き詰めると、その大半は「インパクト直前で合わせようとする遅れ」にあります。トップからダウンスイングにかけて左手首が親指側や甲側に折れる「背屈(はいくつ)」が生じると、フェースは大きく開いた状態で下りてきます。この開いたフェースをインパクトの瞬間に手首の力で無理やり閉じようとしても、ヘッドスピード40m/s以上のスピードの中ではフェースをスクエアに戻すドライバーのフェースターン タイミングがコンマ数秒ズレるだけで、振り遅れスライスか激しいチーピンになってしまうのです。

最新スイング理論における掌屈(しょうくつ)・背屈の概念では、トップから切り返しにかけて左手首を手のひら側に軽く折る「掌屈(あるいはフラット)」を保つことが基本とされています。これにより、クラブが腰の高さまで下りてきた時点でフェース面はすでにボールを指す(前傾角度と平行になる)状態が作られます。インパクト直前にフェースを「返す」必要がなくなるため、プレイヤーは体の回転に集中するだけで分厚いインパクトを迎えられます。

ただし、ここで誤解してはならないのがアームローテーションのドライバーにおけるコツです。手首を固めて腕全体のターンまでロックしてしまうと、体とクラブが同調せず、いわゆる「振り遅れ」を引き起こします。腕のリラックスを保ち、胸の旋回とともに両腕が自然に入れ替わる運動連鎖を邪魔しないことが、スムーズなスイング軌道を描くための鉄則です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。