Q1:東京で天然うなぎを味わうなら、何月頃に訪問するのがベストですか?
A1:天然うなぎの旬は一般に5月から11月下旬頃とされています。特に脂が最も乗るのは、越冬に向けて栄養を蓄える秋口(10月〜11月)です。ただし、野田岩などの名店であっても天候や漁獲量によって入荷がない日があるため、天然うなぎ指定で訪れる際は事前の電話確認と予約が必須です。
Q2:老舗のうな重で「松・竹・梅」や「上・特上」がある場合、何が違うのですか?
A2:多くの名店において、グレードの違いは鰻の「質」ではなく「鰻のサイズ(重量)および匹数」の違いです。一般的に、梅や並は鰻が半身〜3/4身程度、竹や上は丸ごと1匹、松や特上になると1.5匹分敷き詰められる、あるいはご飯の間にも鰻が挟まれる「中入れ(筏)」仕様になります。味のクオリティ自体は同じタレと焼き手によって調理されるため、ご自身の食事量に合わせて選ぶのが正解です。
Q3:予約不可の有名行列店(南千住・尾花など)に並ぶ際の注意点はありますか?
A3:昼夜ともに、開店予定時刻の45分〜1時間前には並ぶのが確実です。代表者のみの並び(割り込み)は厳禁とされている店が多く、全員揃ってからの待機が鉄則です。また、注文後に割き・焼きを行う店では入店後さらに40分前後待つため、前後のスケジュールには最低でも2時間から2時間半の余裕を持って訪れることを強く推奨します。
Q4:山椒(サンショウ)をかける正しいタイミングやマナーはありますか?
A4:うなぎの身の上に直接大量に振りかけると、せっかくの炭火の香ばしさとタレの風味が山椒の刺激で上書きされてしまいます。まずはそのまま一口食してタレと鰻の調和を楽しんだ後、ご飯と鰻の身の間に山椒を少量振りかける、あるいは鰻の裏側に軽く振るのが、通が好む最も上品で香りを引き立てるいただき方です。