麺屋くにまるの展開力を語る上で注目すべきは、発祥の地である高知のロードサイドから、激戦区である大阪都市部・郊外へと勢力を広げている点です。公式サイトの麺屋くにまる店舗一覧を確認すると、高知本店をはじめ南国店、土佐道路店といった四国の中核店に加え、大阪では梅田・中崎町エリアや寝屋川店など、戦略的な出店が見受けられます。
現場取材で見えてきたのは、時間帯ごとの巧みな顧客対応です。特に麺屋くにまるのランチタイムは、働き盛りのビジネスパーソンや現場職の人々で満席となります。多くの店舗で「ライス無料」や「平日限定セット(半チャーハンや唐揚げの割安提供)」を実施しており、濃厚スープをバウンドさせて食べる白米の相性は抜群と評されています。
さらに見逃せないのが、麺屋くにまるの営業時間と持ち帰り需要への適応です。郊外店舗では夜22時以降まで営業している店舗も多く、残業帰りの胃袋を支える存在として重宝されています。また、近年定着した麺屋くにまるの持ち帰り(テイクアウト)サービスでは、スープと麺をセパレートにした専用容器を導入。自宅でもカツのサクサク感を損なわずに再現できるオペレーションが整えられており、家飲みのお供やファミリー層の夕食としての利用が定着しています。