近年の虹の郷における最も特筆すべき進化は、特定のカルチャーやライフスタイル層に対する受入体制の劇的な開放です。その筆頭が「犬連れ・ペット同伴」の観光客と、「コスプレ撮影」の愛好者です。
ペットツーリズムが定着する中、虹の郷は愛犬家に向けた門戸を大きく広げました。入園時には「ペット同伴誓約書」の提出(公式サイトからの事前ダウンロードも可能)と狂犬病予防接種等の確認が求められますが、リード着用で園内各所を愛犬と一緒に散策できる環境は伊豆屈指の充実度を誇ります。カナダ村には芝生が広がるドッグランが整備されているほか、特筆すべきはロムニー鉄道に愛犬専用の客車が連結されている点です。愛犬を抱っこしたまま本格的なミニ列車に乗り、風を感じながら移動できる体験は、他のテーマパークでは滅多に見られない貴重な魅力となっています。ただし、飲食店内や一部の展示館への立ち入りは制限されているため、テラス席の利用や交替での見学といった配慮が必要です。
また、重厚な英国風の石畳や古民家、手入れの行き届いた日本庭園が揃うロケーションは、コスプレ撮影のロケ地としても絶大な支持を集めています。公式が明確な「コスプレ撮影規約」を策定しており、一般来園者とのトラブルを未然に防ぐルール作りが徹底されています。
規約では、公序良俗に反する過度な露出の禁止、本物の銃火器や鋭利な刃物の持ち込み禁止(模造刀やエアガンについても厳しい規制あり)、通路を長時間占有する大型機材(スタンドライトやアンブレラ等)の制限などが明文化されています。ルールとマナーを守れば、非日常感あふれるロケーションで質の高い作品撮りが可能となっており、文化発信の拠点としても新たな息吹を見せています。