ある日突然、令状を持った捜査員が踏み込むメンズエステへの家宅捜索(ガサ入れ)ですが、現場突入に至るまでには数ヶ月に及ぶ緻密な内偵捜査が積み重ねられています。警察が内偵を開始する直接のきっかけとなるのは、主にマンション住民や管理会社からの通報です。「不特定の男性が頻繁に出入りしている」「深夜にインターホンが鳴る」といった日常の異変から、管轄警察署の生活安全課がマークを始めます。
捜査員は客を装った潜入調査や店舗周辺の張り込みを行い、提供されているサービスの具体的内容、料金授受のプロセス、セラピストの勤務形態を克明に記録します。決定打となるメンズエステの摘発理由として挙げられるのは、施術室内での法域を越えた接触や、違法性を裏付ける隠しマニュアルの存在です。証拠が揃った段階で裁判所から捜索差押許可状が発付され、営業中の店舗へ一斉に突入する作戦が決行されます。