こうした厳格な広告ルールを取り仕切っているのが、国内の主要酒類メーカー各社で構成される酒類業中央団体連絡協議会だ。同協議会が策定する酒類広告自主基準は、放送法や景品表示法などの法規以上に踏み込んだ制約を業界全体に課している。
その代表例が酒類CM放送時間帯規制である。平日はもちろん休日も含め、原則として朝5時から夕方18時までの時間帯はテレビでの酒類CM放送が自主規制されている。学校からの帰宅時間帯や、子どもたちがリビングでテレビを見ている時間帯にアルコール広告を目に触れさせないための配慮だ。
年末年始などの特例を除き、ゴールデンタイム以降の番組枠にのみCMが集中しているのは、このタイムテーブル規制が徹底されているからにほかならない。