日本一熱い男として国民的な人気を誇る元プロテニス選手、松岡修造氏。彼が持つ驚異的な表現力、礼儀正しさ、そして人を引きつける熱量の源流には、母・千波静さんの深い愛情と教育哲学がありました。
修造氏の幼少期、兄の宏泰氏に比べて体が弱く、内向的な一面があった彼に対して、千波静さんは決して過度なプレッシャーを与えることなく、常に本人の自主性と感受性を尊重して見守り続けました。修造氏が本格的にテニスの道へ進み、単身アメリカへテニス留学を決意した際にも、母として温かくその背中を押したと言います。
現役時代の修造氏が世界ツアーを転戦し、大きな挫折や重度のケガに苦しんでいた時期も、母からの変わらぬ励ましが心の支えとなっていました。修造氏が引退後、キャスターとして人前で堂々とメッセージを伝えられる豊かな感情表現は、舞台女優として人の心を揺さぶった千波静さんの天賦の才が確実に受け継がれた証拠と言えます。