花子くんの双子の弟であり、彼を狂気と執着で翻弄する「柚木つかさ」。一卵性双生児であるつかさの身長は、当然ながら花子くん(普)と全く同じ約150cmです。
しかし、劇中において読者が受ける印象は二人の間で大きく異なります。その要因は、徹底して対照的に描かれる「姿勢」と「空間の使い方」にあります。
- 花子くん(兄・普):時に猫背で寧々の足元にしゃがみ込み、感情を押し殺すように小さく丸まるなど、自らを抑圧する姿勢が多い。
- つかさ(弟):重力を無視して相手の頭上へ飛び乗り、パーソナルスペースを容赦なく踏み荒らして首に抱きつくなど、空間を縦横無尽に制圧する動きを見せる。
物理的な身長は1ミリも違わないにもかかわらず、つかさの方が無邪気な子供のようにも、あるいは底知れない捕食者のようにも見えるのは、この秀逸なキャラクター演出によるものです。