寝室で加湿器を使う際、置き場所の選択を誤ると効果が半減するだけでなく、かえって体に害を及ぼします。特にやりがちな「枕元への配置」と「床への直置き」は絶対に避けましょう。
枕元に置いてはいけない理由
顔のすぐそばに加湿器を置くと、吹き出された水分が気化しきれず、冷たいミストが直接顔や首元に降りかかります。これにより局所的な冷えが生じ、血管収縮や自律神経の乱れを招いて安眠が妨げられます。さらに、枕や掛け布団に水分が直接染み込むことで、ダニや雑菌の温床を作ることになります。
床置きがNGとされる理由
冷たい空気は部屋の下部に溜まる性質があるため、床付近は天井付近に比べて温度が低く、湿度がすでに高くなっています。床に直接置くと、本体の内蔵センサーが「部屋全体が十分に加湿されている」と誤認して運転をセーブしてしまったり、逆に過剰加湿となって床一面を水浸しにしてしまったりします。また、床に落ちているホコリをファンが吸い上げて部屋中に拡散させる原因にもなります。
寝室における理想的な設置条件は以下の3点です。
- 高さ:床から50cm〜70cm以上のテーブルやサイドボードの上。
- 位置:エアコンの温風が当たる空気の通り道に置き、蒸気を気流に乗せて部屋全体へ拡散させる。
- 距離:壁や窓ガラス、家電製品から最低でも30cm〜50cm以上離し、結露を防止する。