巻き肩や猫背に悩む人が最も警戒すべき事態が、良かれと思って導入したベルトが引き起こす猫背矯正ベルト逆効果理由と身体への構造的負荷です。
胸部から肩にかけてのラインには、腕へと繋がる重要な神経束(腕神経叢)や血管(鎖骨下動脈・静脈)が密集する細いトンネルが存在します。巻き肩の人はすでにこのトンネルが狭小化しやすい骨格配置になっていますが、幅の狭い矯正バンドで肩関節の前方や脇の付け根を強く圧迫すると、狭まった空間がさらに締め上げられます。これにより生じるのが、胸郭出口症候群サポーター効果の裏返しである「胸郭出口症候群の誘発・悪化」です。
加えて、解剖学的に見落とせないのが小胸筋緊張姿勢改善の難しさです。小胸筋は烏口突起(肩甲骨の突起)から肋骨に向かって斜めに走行しており、胸の上部を力任せに押さえつけると、かえって小胸筋が押し潰されて血行不全を招きます。これこそが、ネット上でも議論を呼ぶ姿勢矯正ベルトデメリット真相の本質です。「強く締めれば締めるほど胸が開く」という素人判断の着用は、神経障害や慢性肩こりを助長する引き金となり得ます。