家庭料理の二大巨頭である「肉じゃが」と「カレー」では、目指すべき完成形が異なるため、切り方のアプローチも大きく分かれます。
じゃがいもの切り方肉じゃが編:肉じゃがでは、具材の存在感と出汁の染み込みが命です。メークインを使用する場合は大きめの乱切り、男爵芋を使用する場合は煮崩れやすいため、やや大きめ(1個を4等分程度)の乱切りにして必ず面取りを施すのが鉄則です。炒めてから煮る工程を踏むことで、油のコーティングが細胞崩壊を抑制します。
じゃがいもの切り方カレー編:煮込み時間が長くなるカレーでは、煮崩れてルーと同化してしまう失敗が多発します。これを防ぐプロの技法として、「じゃがいもをあらかじめ電子レンジで軽く加熱しておく」または「表面を油で素揚げ・強火炒めしてから後入れする」手法が広く用いられています。角を立たせたまま濃厚なルーと絡めるための実践的テクニックです。