コーディネートの成否を最終的に決定づけるのは靴の選定です。コーデュロイパンツメンズ靴合わせ方において最もやってはいけない失敗は、「ハイテクすぎる超薄型スニーカー」や「先端の尖りすぎたビジネス革靴」を履くことです。パンツの裾に重量感があるため、華奢な靴を合わせると足先だけが貧弱に見え、アンバランスな頭でっかち体型に見えてしまいます。
現場のフィッティングで最も推奨されるのは、以下の3カテゴリです。
第一に、ブラックスエードのダービーシューズやチロリアンシューズ。表革のツヤ靴よりも、マットな起毛感を持つスエード素材のほうがコーデュロイの風合いに馴染みやすく、それでいてブラックの締め色効果で全体をキリリと整えてくれます。
第二に、クラークスのワラビーなどのモカシンシューズ。厚みのあるクレープソールやビブラムソールがパンツの裾幅をしっかりと受け止め、絶妙なボリュームバランスを構築します。
スニーカーを選択する場合は、キャンバス地のローテクスニーカー(生成りのオフホワイトやブラック)か、落ち着いたトーンのレトロランニングシューズ(New Balanceのグレー系やジャーマントレーナー)を選ぶのが正解です。裾から靴への接続部分にクッションがたまらないよう、ロールアップや裾上げで靴の甲に軽く触れる程度の長さに調整することが極めて重要です。