羽田空港敷地内で営業しているカプセルホテルは、現在ファーストキャビン羽田ターミナル1の1店舗のみです。羽田空港国内線第1旅客ターミナルの1階・到着ロビー南側に直結するこの施設は、飛行機を降りてからわずか数分でチェックインできる立地の良さから、年間を通じて極めて高い稼働率を記録し続けています。
「常に満室で予約が取れない」という評判が立つ最大の構造的要因は、客室供給数と深夜・早朝便需要のアンバランスさにあります。羽田空港における羽田空港早朝便前泊や羽田空港深夜便宿泊の需要は、LCCの増便や国際線ネットワークの拡大に伴い爆発的に増加しました。しかし、同ホテルの総客室数は164室(ファーストクラスとビジネスクラスの合計)に限定されています。何万人もの旅客がターミナルを行き交うメガ空港に対して、施設内のカプセルホテルベッド数が約160床しかないため、週末や連休、繁忙期には数週間前からファーストキャビン空き状況が「満室(×)」で埋め尽くされる現象が日常化しているのです。
さらに、ビジネス出張客による事前の一括仮押さえや、フライト前後のわずかな時間を利用する羽田空港仮眠スペースとしての羽田空港カプセルホテルデイユース需要が昼夜問わず重なることも、空室カレンダーを逼迫させる大きな要因となっています。