ジュングループのブランド構成を把握していない読者にとって、しばしば混同されるのが「本家ロペ(ROPÉ)」と「ロペピクニック(ROPÉ PICNIC)」の関係性です。両者は名前こそ親戚関係にありますが、想定ターゲット、価格設定、素材選定の基準は完全に別物として設計されています。
本家「ROPÉ」は1968年に創業されたジュンの基幹高級ブランドであり、百貨店や都心の路面店を中心に展開。クラシックで洗練されたエレガンスを追求し、上質なウールやシルク、トリアセテートなどの高品位素材をふんだんに使用した、エグゼクティブ層やキャリア女性のためのワードローブです。一方の「ロペピクニック」は、本家ロペが培った上品なフレンチシックのエッセンスを抽出しつつ、ショッピングセンターやWEB販路に特化して低価格化したカジュアルディフュージョンラインです。
このように並べて比較すると、本家ロペとロペピクニックでは用途そのものが異なっていることがわかります。一張羅としてのフォーマルウェアや重要な役員会議の勝負服には本家ロペが適していますが、毎日の通勤でガシガシ洗濯したいオフィスカジュアルや公園遊びも兼ねた週末服には、ロペピクニックが最適解となるよう意図して設計されています。