実際に深夜や休日に給油所を利用する一般ドライバーへの独自取材や、SNS・コミュニティ上の投稿を精査すると、公式スペックシートには記載されていない現場特有の実情が浮き彫りになります。
都内の物流会社に勤務する40代のトラック・バン配送ドライバーは、取材に対して次のような実体験を語っています。「幹線道路沿いの24時間セルフだからと立ち寄ったら、午前1時から5時までは『店内メンテナンス』という名目で計量機が施錠され、給油できなかった経験があります。インターホンで尋ねると、ワンオペ体制の従業員が仮眠や安全点検に入る時間帯だったようです」。このように、危険物取扱者免状を持つスタッフの確保難から、営業形態を「形式上24時間」としつつ、実質的に深夜の特定時間帯の受付を制限する店舗が地方・都市部問わず散見されます。
また、付帯サービスをめぐるトラブルも見逃せません。休日の朝や深夜に「ついでに門型洗車機を使いたい」と考えて給油所に向かうユーザーは多いものの、洗車機の稼働時間は近隣住民への騒音配慮や排水処理設備の稼働制限により「午前8時〜午後8時まで」に設定されているケースが圧倒的多数です。同様に「タイヤ空気圧の点検」に関しても、セルフ店ではエアキャリー(持ち運び式エア充填機)の貸出を夜間帯に防犯上の理由から施錠保管している拠点が多く、緊急時の点検スポットとして過信するのは禁物です。