2026年におけるTKO木下現在の活動拠点は、かつて日常だった東京キー局のプライム帯スタジオから、熱狂的な観客とダイレクトに向き合う「現場の舞台」へと大きくシフトしています。キー局のゴールデン番組におけるTKO木下テレビ出演は未だ限定的で、バラエティ特番のドッキリ企画や「禊(みそぎ)」をテーマにしたゲスト出演などスポット起用にとどまっているのが実情です。しかし、これを「消えた」「仕事がない」と短絡的に評価するのは実態を見誤っています。
現在、お笑い芸人TKOが最も心血を注いでいるのが、相方のTKO木本武宏氏と共に全国のホールや小劇場を巡るTKO単独ライブの定期開催です。2023年に始動したコンビ復活ツアー以降、キャパシティ300人から800人規模の会場を自ら押さえ、チケット手売りから物販の企画まで二人三脚で推進する泥臭い興行スタイルを確立しました。客席との距離が近いコント職人としての原点回帰は、演芸関係者からも「全盛期以上にネタの切れ味が研ぎ澄まされている」と好意的な評価を獲得しています。
さらに地方局の深夜バラエティやネット配信番組、ABEMAをはじめとするインターネットテレビでの露出は堅調であり、自虐ネタを交えた腹を割ったトークが一定の需要を維持しています。大手芸能事務所に守られたタレントから、自らの足で集客しマネタイズする独立系エンターテイナーへの脱皮が、現在の彼のリアルな肖像です。