SNSなどで選手の私服を見て「そのまま同じアイテムを買ったのに、なぜか似合わない」と感じる一般ユーザーは少なくありません。ここには見落とされがちな決定的な要因が存在します。
サッカー選手は、強靭な体幹、発達した臀部と太もも、引き締まったウエストという極めて特殊な体型バランスを持っています。この立体的なプロポーションがあるからこそ、オーバーサイズのジャケットやドロップショルダーのトップスを着ても服に着られず、美しいドレープ(生地の落ち感)が生まれます。
ネット上では「ハイブランドを着ているからおしゃれに見えるだけ」という冷ややかな意見も散見されますが、実態は逆です。選手たちは専属のパーソナルスタイリストと相談し、既製服であっても肩幅や着丈、パンツの裾幅をミリ単位でお直し(テーラリング補正)して着用しています。「ブランドネームに頼るのではなく、自分の骨格と可動域に合わせたサイズ調整を徹底している」点こそが、彼らがおしゃれに見える最大の真実です。