「興行収入100億円を超えているから、いつでも観に行けるだろう」という油断は、劇場鑑賞を逃す最大の要因です。興行界におけるシネコンの編成システムには、作品全体の総興行収入とは別の力学が働いています。
シネコンは7月中旬の「夏休み映画商戦」および10月〜11月の「秋・冬の話題作ラッシュ」において、新作映画に契約上の規定スクリーン数を割り当てなければなりません。どれほどコナン映画の累計興行成績が優秀であっても、直近の週間動員アベレージが落ちてくれば、新作スペースを確保するために容赦なく上映枠が削減されます。
「最寄りの映画館で観ようとしたら、ちょうど先週で終わっていた」という事態は、まさにこのスクリーン配分の切り替え週に頻発します。全国集計のメガヒット報道に惑わされず、自身が通える劇場の個別スケジュールを直接確認することが不可欠です。