フォトスポット写真販売において、最も厳格に対処しなければならないのがコンプライアンスです。「誰もが撮影してSNSに上げている場所だから、売っても大丈夫だろう」という安易な思い込みは、重大な規約違反や損害賠償問題に直結します。
まず理解すべきは、「SNSへの私的投稿」と「ストックフォトでの商用販売」は法的にまったく別物であるという点です。寺社仏閣、テーマパーク、庭園、商業施設などの多くは、管理権に基づいて「敷地内での営利目的の撮影」を禁じています。こうした場所で撮影した写真を販売するには、事前に施設の管理者から正式な施設利用許可(プロパティリリース)を取得しなければなりません。
屋外の建築物であっても、特定の美術品やモニュメント、夜間のライトアップ演出そのものに著作権が認められているケースがあります。また、立ち入り禁止区域からの撮影や、三脚使用が禁止されている場所でのマナー違反は、クリエイターコミュニティ全体の信用を損なうだけでなく、アカウントの即時停止処分につながるため細心の注意を払う必要があります。