広瀬すずのキャリアを語る際、「元々は子役として幼少期から活躍していたのではないか」という疑問を抱く人が少なくありません。しかし、彼女には小学生時代の子役時代の経歴はなく、芸能界入りするまでは地元・静岡でバスケットボールに明け暮れるごく普通のスポーツ少女でした。学生時代のエピソードとして、小学校2年生から始めたバスケではポイントガードを務め、東海大会に出場するほどの強豪チームで司令塔として汗を流していたことが複数のテレビ特番や雑誌インタビューで語られています。
転機が訪れたのは2012年、当時中学2年生(14歳)の夏でした。すでに雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活動していた実姉の広瀬アリスが出演する事務所主催のイベントに、母とともに来場していたところを現所属事務所(フォスタープラス)の社長に直々にスカウトされたのがすべての始まりです。広瀬アリス・すず姉妹の絆は非常に深く、当初は芸能活動に消極的だった彼女を、姉が精神的な支えとなって後押ししたという現場裏話も伝えられています。
同年に開催された「ミスセブンティーン2012」で、応募総数6,515人の中から見事にグランプリを受賞。読者投票と審査員満場一致で専属モデルに抜擢され、芸能界への第一歩を踏み出しました。『Seventeen』誌面では「アリス&すず」の姉妹2ショット表紙が組まれるなど、ティーン世代のファッションアイコンとして一気に頭角を現していったのです。