キャンプブームの影響から、焚き火を楽しみたいキャンパーが散見されますが、小梨平キャンプ場を含む上高地全域において「焚き火」は全面禁止です。これはネット上でも誤解されやすい最大の盲点と言えます。
上高地 焚き火 ガスバーナー利用規定では、直火はもちろんのこと、市販の焚き火台や木炭コンロを使用した火気使用も厳格に禁じられています。上高地は中部山岳国立公園の「特別保護地区」および国の「特別名勝・特別天然記念物」に指定されており、火の粉による森林火災リスクや、燃え殻による自然破壊を完全に防ぐ法的措置が講じられているためです。
使用が許可されている火気は、基本的にLPガスやガソリン、アルコールを燃料とする登山用・アウトドア用の調理バーナーのみです。また、調理時に出る強烈な肉の脂煙や甘い匂い自体が野生動物への誘因になり得るため、屋外での過度なバーベキュー行為は自粛が求められます。「静かに湯を沸かし、山並みを眺めながらシンプルな食事を楽しむ」という山岳マナーへの意識転換が不可欠です。